
ペットを飼う前に心がけたいことがあります!
コロコロした子犬を見ていると、とても可愛いものですよねぇ。
一度子犬を胸に抱けば、その暖かさに虜になそうです。
「犬と遊べたら」「犬と散歩ができたら」「犬と一緒に旅行に行けたら」 ……夢は広がり、すぐにでも子犬を手に入れたくなってしまいます。しかし、その前に一つ考えて欲しいことがあります。
それは、「本当に自分に犬が飼えるのか?」ということ。
犬は人形ではありません。毎日の食事やトイレの世話、病気になることもあるでしょうし、やがては年をとり、老犬介護生活が待っているかもしれません。一つの命を預かり、それを育て、見守るということは、それなりの自覚と覚悟も必要です。
犬の一生を共に過ごす自信が、あなたにありますか?
答えがイエスなら、以下のポイントについても考慮を!
- 1: 犬を飼える住宅事情か?
室内で飼うにしろ、室外で飼うにしろ、犬が生活できるだけのスペースを確保できますか?
大型犬ともなればそれなりにスペースも必要です。安心できる犬の生活場所をつくってあげられるかどうか考えてみましょう。
一戸建ての持ち家であるならば問題ありませんが、借家の場合は持ち主に犬を飼ってもいいか許可をもらう必要がありますし、集合住宅の場合は規約によって飼えるところと飼えないところがあります。
飼えるところであっても、犬の大きさや頭数などが決められていることが多いので、自分が希望する犬が飼える状況にあるのかどうか確認は忘れないようにしましょう。
- 2: 家族全員が犬を飼うことを賛成しているか?
犬を飼うことについて、家族は賛成していますか?犬は家族。ならば犬の世話には家族の協力と愛情が必要です。
やはり、家族全員賛成していることが理想的でしょう。ただし、犬が苦手な人であっても犬好きに変えてしまうほどの魅力が彼らにはあります。たとえ飼うことを反対している家族がいたとしても、それに期待することもできますが、人間にも犬にとってもストレスがかかる可能性もあります。なるべくなら、家族全員が賛成している状態で犬を迎えたいものですね。
- 3: 犬の世話にかかる費用を確保できるか?
犬と暮らすには、食費や健康管理・医療費、首輪&リードやベッドなどの生活用品購入費などがかかります。
更に、トレーニングに通うのであればその費用、グルーミングをショップに頼むのであればグルーミング・トリミング代などがかかります。フィラリア予防や、狂犬病予防接種を始めとした各種予防ワクチンは欠かすことができません。
大きな病気に罹った場合などは、治療費も十万円単位になることもあります。ちなみに、ある*アンケートでは年間の平均飼育費が125,868円という結果が出ています。
こうした費用を出せるのかどうか、自分の経済状況も考えてみましょう。
(出典:*ペット総研公式サイト「教えて!愛犬の飼育費」)
- 4: 自分のライフスタイルに合っているか?
どんな犬でも自分に合うとは限りません。
たとえば、体力に自信のない人がパワー溢れる犬と暮らすのは 楽しいどころか苦痛になってしまうかもしれませんし、アクティブな人がおっとりした犬と暮らすのは少々物足りなさを感じるかもしれません。
集合住宅であれば吠えやすい犬というのは気を使って仕方ないでしょう。
アレルギーがある家族がいる場合には、犬と暮らすこと自体諦めなければならないこともあるかもしれませんが、アレルギー反応を起こしにくい犬種というのもいます。
犬を迎えてはみたものの、「こんなはずではなかった…」と頭を抱え込むケースもわりと多いものです。
最悪の場合、悲しいことですが飼育放棄されてしまう犬達もいます。
犬との出会いは、宝との出会いです。家族構成や、誰が主に世話をするのか、 世話をしてやれる時間がどのくらいあるのか、住宅環境、体力、経済状況…などによって、 その人に合う犬、あまりお勧めできない犬というのがいますので、自分のライフスタイルに合った犬を 選ぶようにしましょう。 どうぞ、素敵な犬との出会いがありますように。